太神楽曲芸師豊来家玉之助のサイト
 獅子舞・傘回し・皿回しなど日本伝統の太神楽曲芸であなたのイベントを盛り上げます

「 面白かった! 」って思ってもらえないなら極端につまらないほうがいい・・・

 

玉之助は何より「お客さんにおおーって驚いてもらうこと」そして「楽しんでもらうこと」に重点を置いています。

お客さんに驚いてもらう、楽しんでもらう。

それは、当たり前の気持ちかもしれませんが、実は玉之助がそこに強くこだわるのにはわけがあります。

それは、ある病院での出来事でした。

病院や学校などで太神楽曲芸を披露すること自体は珍しいことでもありません。しかしその時の病院でのお客様は普段のお客様とは少し違っていたのです。

そのときの病院のお客様というのが実は「 寝たきりのおじいさんたち 」だったのです。 寝たきりですから、当然上を見ているだけです。しかもその時のお客さんは意識のない方たちでした。
正直、そんなことは初めての体験です。大きな戸惑いがありました。

しかし、ここで仕事を投げ出すことなど当然できません。心の隅では「どうしたらいいんやろう・・・・」という思いをもちつつも、できる限りの芸を披露してステージを降りたのでした。

そんな病院での公演が終わった後のこと、ある看護師さんが意外な言葉を口にしたのです。

「今日の患者さん、とっても喜んでましたよ。」

驚くことに、その看護師さんは「 寝たきりの意識のないおじいさんたち 」が「 玉之助の太神楽曲芸で喜んでくれた 」と言うのです。
日頃からそのおじいさんたちの身の回りの世話をしている看護師さんたちには、毎日見ている目の表情とか、ほんの少しの仕草から喜んでいることがわかるというのです。

そして、

「 ありがとうございました。 」

と、言ってくれたのです。

その時からです。1人でも多くのお客さんに「 おお〜! と驚いてもらおう 」「とにかく楽しんでもらおう 」と強く考えるようになったは。

たとえば、子供さんと玉之助の太神楽曲芸を見た後には家に帰ってから親子で曲芸の話でもりあがってもらいたい。
「あのときこんなこんなのを見たよね!」と楽しい思い出の一つとして残してもらいたい。

そんな想いから玉之助は今日まで自らの太神楽曲芸に磨きをかけてきました。

柔術や、日舞、獅子舞などの稽古もその努力の一つです。体の綺麗な動かし方や、着物を着たときにどれだけきれいに見えるか?ということを学び常に意識するためにこれらの稽古は大きく役立っています。

たとえば足の運び。右足と左足のつま先が常に90度になるように動かすことで日本の伝統的な美しい動きを表現できるようになります。たとえば視線はなるべくお客様に、なるべくたくさんの人に眼と眼が合うように、と心がけることでステージとお客様との一体感が生まれます。


些細な動きや、お客様を太神楽曲芸の世界に引き込むための話術など、小さなことの積み重ね。それが「お客様に驚いてもらうこと」「お客様に楽しんでもらうこと」このために何より大切だと玉之助は考えています。

「 面白かった! 」って思ってもらえないなら、極端につまらないほうがいい。「 中途半端だったらおもろないほうがいい。 」そんな覚悟をもって玉之助は今日も舞台へと向かっていきます。

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